発達障害である事を私が積極的に公言しない理由①
診断名としては【自閉症スペクトラム障害】というものです。
この度、この様な形で公言する事となりましたが、基本的には自ら積極的に公言する事はありません。
今日は『発達障害である事を私が積極的に公言しない理由』について書いていこうと思います。
昨今、『発達障害』という言葉を耳にする機会が増えていると思います。
かくいう私も、長年における私の疑いのある言動を気にかけてくれた人から「きちんとした検査を受けてみた方がいい」と幾度となくすすめられ、ようやく検査を受けるに至ったわけですが。
(私の場合は、鬱の時の薬のトラウマがあった為、病院に対してのかなりの抵抗があり、すすめられてから実際の検査に至るまでに10年かかりました)
知能検査であるWAIS-IVをはじめ、発達検査、性格検査、意図の全くわからなかったバウムテストもしました。
それらの心理検査とカウンセリング。
これらの総合の結果として、診断がされました。
医師はとても丁寧に色々説明をしてくださり私もしっかり聞いてはいたのですが、私にはとても理解に難しい事が多かったので、
私にもわかるようにと、とても簡単にまとめていただいた言葉が
ここの他でも更に詳しい検査をしたのですが、WAISの数値(高低差)はほぼ同じ形をしており、検査結果としては、更に
「低登録」「感覚探求」「感覚過敏」「感覚回避」の検査が追加され、各項目においても更に詳しい解説をつけていただけた内容でした。
まぁ、こういう診断を受けて、私としてはとても安心したのが正直な所でした。
それは「他の人に出来る事は出来て当然」と育てられていたのに、どんなに頑張っても同じように出来なかった事や、自分の感情が自分でもどうにも抑えられず、大人とされる年齢になったのにも関わらず癇癪を起してしまう私に”気が狂ってるフリをしている”と母親に言われても自分をコントロールする事が出来なかった事、皆が当たり前の様に出来ている些細なコミュニケーションが、どうにか人並みに追いつこうとどれだけの努力をしても、どうにも私にはうまく出来なかった事。
なにもかも全部自分のせいだとずっと思っていた事が「私のせい」や「私の努力が足りない」という原因では無く、「生まれ持った性質」だと証明してもらえた気がしたからです。
(この2ヶ所での診断結果を受けた後、検査結果・診断結果の詳しく書かれた書類を貰ったその足で向かった母の元で「ほら!私、本当に全部わざとなんかじゃなかったんだよ!!」と言った私に対して母は「なんだかよくわからないけどそうなんだね」と言い、そこでまた傷ついた事はここでは深堀りしないでおきます)
【発達障害である事を積極的に公言しない理由②】へ続く・・・