人に妬まれる人生
小学生の頃から、人に妬まれる人生でした。
バレエを踊らされれば、表現力がある!と他の生徒の前で先生に褒められ、
ピアノを弾かされれば、上手!と言って他の子達の前でチヤホヤされ、
リレーの選手決めで走らされれば、誰よりも早く走れてしまい、
そろばん習わされれば、超特急で段まで到達し名前が常に貼りだされ。
でもどれも、私のやりたい事 ではなかった。
普段は絶対行かないこども文化センターの羽根つき大会に出で、毎日センターに通ってきてる子達を出し抜いて空気を読まずに優勝したことがあったな。
これは、私のやりたい事 だった。
泣いてたっけな、2位になっちゃった子。
センターのおばさんに抱締められて慰められてたな。
「頑張ったよ、頑張った。」
つって。
優勝した私は、何か貰ったんだっけかな。
大したものじゃないよ。
鉛筆一本とかじゃないかな。
「はい、おめでとうございます。」
心なく事務的に言われて渡されたような気がするな。
「そもそも、あなた誰かしら?」
そのおばさんの事務的な態度から、そんな風に言われたような気がしたのを凄く覚えてる。
私、別に鉛筆が欲しかったわけじゃないんだよね。
ただ、羽根つきがしたかっただけなのに。
学校で貰ったおたよりでそんなのを見つけて
「あ、羽根つきしたい。出よっと。」
そう思って、羽根つきしに行っただけなのに。
周りの子を蹴落としてやっつけてやろう!なんて意地悪な気持ちで参加したわけじゃないのに。
純粋に『楽しい!』ってやってたら優勝しちゃっただけなのに。
最後、なんだか私が悪者みたいだな、って思ったのを凄く覚えてる。
羽根つきは自分がやりたくて参加した事だったけど、その他のものは全部、別に自分でやりたくてやってた事じゃないんだよね。
だから、端から頑張るつもりもなければ努力をした事もないし、なんなら褒められてもあまりピンと来ないというか。
まぁ、褒められたりチヤホヤされれば悪い気はしなかったけれど。
私が何かをする度に、純粋な気持ちの温度で「すごいね!」って笑顔で言ってくれるクラスメイト、
私が何かで表彰された時、自分の事の様に喜んでくれるクラスメイトがいて。
なんでこの人は自分の事じゃないのにこんな風に喜んでいるんだろう?と。
その子の気持ちは一つもわからなかったけれど、一緒にいるとなんだか安心する様な気がするからよく一緒にいたっけな。
そういう子が居てくれた一方、
「調子に乗んなよ」
と、あちこちから言われたこともあったな。
まぁ、女子だよね。
休み時間は毎日、男子10人に女2人で混じってドッジボールやらサッカーやらどろけいしてて、それだけでもなんか文句言われた事あるな。
「なんでうちらと遊ばないで男とばっか遊んでんの?」って。
男とばっか?w
まぁ言われてみれば確かにそうだな。
確かに男ばっかで女子少ないな。
え、でもそういえばなんでだ?
あぁ、女子は教室で噂話と好きな人の話ばっかして外出てこないからか。
あぁ、しかもなんならこの子は、その中の誰かの事が好きなのか。
そう思ったから
「私はサッカーがしたいからしてるだけだよ。○○ちゃんも一緒にサッカーすればいいじゃん」
て言ったら、なんか更に怒ってたっけ。
今考えても、その読みは当ってたと思うんだけどな。
まぁいいや。
5年生の時なんか、なんか知らないけど年がら年中教室に6年生来てたけど、あれは異常だよ。
呼び出しだよ?
小学生だっつうのに。
一番覚えてるのはあれです。
8:15くらいじゃなかったっけ。
朝から廊下に呼び出されて、息の吹きかかる距離まで顔近づけられて、なんか文句言われたな。
私は何も悪い事してないんだよ?そもそも。
6年生のちょっとモテてる男子ってのがなんか私の名前を出したとかなんかで目付けられたんだよね。
どうせ私が女のくせにサッカーが上手だから私の名前を出したんだと思うよ。
そもそも私、その男子とまともに話したことないし。
なのになんかツラツラ文句言われたっけ。
しかも朝から。
でもね、文句を言われるよりも不快だったのが、
その人が言葉を発するたびに漂う納豆のフレーバー。
私、納得食べれないんですよ。
においがどうしても無理で。
「うわっ!納豆じゃん!」
て気づいた瞬間からずっと息止めるのに必死すぎて、話の内容が入ってこなかったんですよ。
最後、
「わかった!?」
とかめっちゃキレながら言われたけど、めっちゃ何もわかってないのに、ウン!ウン!ウン!って頷いたのは、早く帰ってほしいからであって、本当はそもそも何言われてるかなんて一つもわかってない。
でも多分『すげー反省して私の言う事きいてくれた!満足、満足!』と思ったに違いないな。
その人、次の日から私の教室来なくなったしね。
まー、よーわからんよね。
話長ぇな(笑)
まだまだあるんだけど、どうしよっかな(笑)
まぁいいか。
と、まぁ
私は、自分の好きな事を好きなようにすると
誰かしらがどこかで必ず怒ったり不快になる
なんなら何もしなくても普通に生きてるだけで
誰かしらがどこかで必ず怒ったり不快になる
小学生の時からずっと思っていた事です。